今週のSchool Rumble(#278)
【1】 沢近がイギリスへ!
このイベントは、対比反復構造的に大きすぎるイベント……。
a.スクランのスタートは烏丸の転校を天満が止めることから始まった。
b.また、天満はアメリカに行く天満を追いかけた。
アメリカに行こうとする烏丸と、イギリスに行こうとする沢近を対比させれば、
烏丸:天満 = 沢近:播磨
となる。
これはかなり重要なんでないかい?
まあ……、微妙にねじれている対比・反復なので、一概には言いにくいけど、ものすごい重要な話だと思う。
なお……。
「転校しようとする△△を、○○が引き止める話」という構図の重要性はわかっていた。
そこから予測して、第一話の反復として、最終話近くのストーリー展開で、「天満のいない学校に興味がなくなり、転校しようとする播磨を、沢近と八雲が止める」って感じになるのかな? って思っていたんだけど……。
まさか、沢近が転校する構図になるとはね……。
いやはや。
なお、許婚編が来てくれたことはうれしい。
一応、前からくるだろうなあ、とは言っていたことだし。
(ただし、正直な話をすると、最近では、「許婚編は多分、もうないんだろうなあ」と思い直していた(笑) 相変わらず自分の予想に自信が持てていない……。これは駄目だなあ……)
許婚編がくることの証拠として、単行本の折り返しの「マックスと沢近」をあげておく。
どっかの巻に、マックスと沢近の制服姿が乗っているんだけど、いつもの制服と違う。
ここから、中学生時代のマックスと沢近の姿を書いていると読んで、だとしたら作者の中では、許婚編やら外人部隊やらの話は結構しっかり設定している部分なんだろうなあ、と考えた。
ここらが、許婚編がくると予測した根拠。
……なのだけど……。
この「制服姿のマックスと沢近」は、許婚編がくることの予測の証拠ではなく、ちょいと間違えると、「マックスと沢近」が二人でイギリスに行く、という伏線になるかもしれないから、播磨−沢近派の人はあまり喜びすぎないように……ね?
というのも、作者は、ある程度未来の姿を書くのが好きみたいだから。
「修治と美緒」の中学生時代の姿も書かれているし、「ララとさつき」の未来の姿もかかれている。
「制服姿のマックス」と「制服姿の沢近」も、物語の先を見越して、これからの姿をあらかじめ描いておいた、のかもしれない。
ここらの判断は微妙なところだけどね……。
あー。
今日はこんだけ。
項目がひとつしかないけど、重要すぎるから、残りのものが頭から吹き飛んだ感じがある。
それくらい、今回の対比は重要!
だって、スクランの物語そのものが始まった対比と似てるんだし。