School Rumble Z の感想。
お久しぶりです。
単行本を購入したので、久しぶりに感想を。
【表紙】
まず播磨が表紙(下向き)
裏表紙は天満(上向き)
沢近と八雲が折り返しで、その影がそれぞれ逆の人物。(沢近の影が八雲、八雲の影が沢近)
中には、上向きの周防と下向きの高野が背中あわせ。
とりあえず、上を向いているのが天満と周防。
これを軸にして考えると、「下を向いている」のは恋に破れたグループ?
まあ、沢近の判断は微妙だけれど、そう言う意味合いかも。(最終的に、播磨との暗示が示されるも、一旦は天満に負けてるし)
宇宙服は、烏丸の為なら宇宙にすら行く、そしてたどり着ける天満の強さを表しているんだと思う。
【4話】
クリスマスにチビ播磨がチビ天満と出会う話。
スクラン本編では、確かカレーの話だっけ。
このときのクリスマスも、播磨は天満の大皿割ったんだっけ(笑)
ところで、ここでも八雲と絃子の対比が見事に出てる(56と58)。描かれている表情がそっくり。何度も繰り返してきたけど、八雲は絃子の後継。
ついでに、殴る、投げるの対比反復も出てる。
播磨が八雲を殴り、天満が播磨を投げる。
特に、「投げる」行為は、パターンとして惚れさせる効果がある。(天満と播磨の出会い、八雲と花井の出会い、ララと一条の出会いなど)
ついでに言うなら、同じ景色を見るの対比反復も仕込まれてる。
同じ景色を共有すれば、心を通じ合わせることができる、と言うパターン。(ただし、冬木とつむぎだけは、間に「一人でしか見られない望遠鏡」を置くことで、心が通じていない意味を与えていた)
このシーン、播磨だけ一歩引き下がらせているのは、このシーンはあくまで、天満と八雲による景色の共有であり、三人の景色の共有ではないってことっぽい。
このときから播磨の変装はヒゲ。
【5話】
周防が家庭に入ったときの髪型、4話の八雲の料理をする髪型と同じ。
本当はこっそり対比されてるんだろうなあ……。花井を軸に。
今更だけど、調べなおしたら、結構出てきそうだ。
【6話】
沢近かわええええええええええええええ。
これはインチキだろ。
駄目だって、こんな可愛いの(笑)
あ。対比とか関係ないや。
【8話】
ものの見事に一条が今鳥を投げてます。
「投げる」意味は、今まで言っていたように、スクランの恋愛キーワードの一つ。
【10話】
管と嵯峨野だとっ!
これは予想外の組み合わせ。アシスト王つながりなのかね?
播磨と沢近の未来予想図!
ここまではっきり書かれるとは正直思っていなかった……。
マックスは播磨の対比だから、播磨が天満の幸せを願ったように、マックスは沢近の幸せを願う、と言う対比。見事に繰り返されてるなー。
予想図の中だけど、沢近と並んでいる播磨はサングラスを外している。(天満の影響を受けていない、ということ)
また、沢近と播磨の髪型が同じ。(従業員さんの時の髪型?)
さらに言うなら、沢近の髪型がツインテールじゃなくなってる。(これは、天満と沢近を対比させていた「髪をサイドでくくる」ことをやめたと言うこと)
いわば、この一枚の絵で、播磨も沢近も、天満の影響から抜け出ているということ!
まあ、次、赤ちゃんを見せるシーンでは、播磨、サングラスをかけてるけど(笑)
絃子の「──サヨナラだな 拳児」は、次の在校生送辞の八雲につながるんだろうなあ……。だから、最後の言葉を言えずに、八雲は泣いた。最後の最後まで諦めきれなかったんだろうと思う。
言っている言葉で、「それはつまり友達を思いやること たくさん良いところを見つけて たくさん好きになること それが笑顔を自然に生み出すということ」は、八雲が辿ってきた物語そのもの。
「一点の曇りない心が最も優れた力になり 最も強い矛となる」は天満の物語。
「先輩はそれを 真正面から伝えてくれました…」の部分の背景──。
指摘できなかった対比が沢山あって面白い。
置いている場所とかも考えられている。
答辞の塚本天満はかっこえー。
本編のラスト、こっちにした方がよかったんじゃない? と正直思っちゃう。
って辺りで、スクランZの感想と対比の抜き出しは終了。
また後日、天満と沢近の相似についてを……。(1〜18くらいまでがないから、思い出して書くだけだけど)