今週のSchool Rumble(#269)
【1】 八雲が一人でいることに納得してるねぇ。
まあ、理由が理由だからというのもあるんだろうけど、姉さんがいないことが想像できなかったかつての八雲とは多少違っている。
伊織に語りかけて、寂しさを確認するのは、半分は自分に言ってるんだろうなあ。
【2】 「高野&沢近」と「周防&花井」が相似。
構図があわせてある。
【3】 播磨が一人で海岸を見る。
景色は、それだけで、「何もない」。
今までの「景色の共有」を踏まえて見ると、すごく深いシーンかもしれない。
隣に誰もいず、見上げるべきものもない。
完全に恋が終わったことを表現している隠喩だと思う。
ちょっと追加。
スクランという物語的に播磨と天満の恋が終わったというだけで、播磨的にはまだ完全にはあきらめてないかもね。
まあ、ここから大逆転で、播磨と天満の恋愛物語を復活させるかもしれないけど、これだけ上手に盛り上げたんだから素直に終わらせたほうが良いような気はする……。
【4】 絃子と播磨が対比。
意見を異にする二人って、漫画表現だとコマが別々にされていること多いよねー。
これは典型的にその手法が使われている。
(意見が同じだと、同じコマに入れられていることが多い。コマ割りだけでも、その二人が共感しているかしていないかが表現できる。漫画独特の手法)
しかし、横の柱、「絃子、従姉弟として」じゃなく、「絃子、一人の女として」としてほしかった(笑)
そうしたら、すごく燃えたのに(笑)
っていうかさー。
絃子さん、播磨のことをガキだなんて飛び膝蹴り叩き込んでるけど、「播磨のことをいまだにあきらめていない絃子さん自身」のことを忘れているような気がする……(笑)
まあ、そこらはスクランのキャラ全体にいえることで、他人には的確なアドバイスができても、自分自身のことは忘れているケースがおおいよね……。周防、沢近、高野とかが思い浮かぶんだけど。
今週はめずらしく時間が余った……。