「先読み」は可能か? 不可能か?

 「先読み」は可能か? 
 それとも、「変化」や「サプライズ」がくるから予測はできないのか?

 という問いに対しての答え。

 単純にいえば、対比・反復は、メッセージを作者が正確に置く技術。
 だから、できるともいえるし、できないともいえる。
 ただ、多くの場合、「サプライズ」が来るし、「変化」に追いつかない場合が多いから、できないことも多い。
 
 つまり、普通は、できない。
 
 ところが……、「サプライズ」や「変化」にも種類がある。
 読者に認められるものと認められないもの。
 
 たとえばドストレートな恋愛ものをやっていたのに、最終話で、「実は私、時空警察の巡査部長でこのあとすぐに未来に帰らなければなりません……」とやったら、大ブーイング……。
 つまり、「サプライズ」や「変化」にも、やっていいものと悪いものがある。
 
 どういうものがやっていいのか悪いのかを区別する前に……、「変化」や「サプライズ」を読者に認めさせる創作側の技術を紹介しておく。
 それが、「伏線」。
 先に、将来起こりうるヒントを書き、「変化」や「サプライズ」がきたときにも、読者が納得できるような下地を作っておくという技法である。
 
 で、この「伏線」という用語を、対比・反復構造をベースに説明するとどうなるか……。
 
 というあたりで時間切れ……。
 明日は今週のスクランかな?
 
 なので、「伏線」を、対比・反復の言葉だけで説明する、という試みは明後日か……。