今週のスクラン

 なに、この展開……。
 面白かったけれど(笑)
 
 ってことで。
 ポイントはいくつかあるのだけれど、まず列挙。
 
 1.八雲は恋愛を降りたわけではないらしい。(22pで降りたからこそ、最後それを後悔して、ものすごい末足があると思っていたが……外れたようだ(笑))
 2.歩行祭で本当に終わる可能性がある。(予測では終わらないんだけれど……)
 3.沢近と八雲は、徹底的に対比されている。(片方にAというイベントを与えたら、片方にBというイベントを与えるライバル構造での基本が忠実に守られている。今回は病院のお見舞い、話の内容、痔と屁など)
 4.烏丸に病気?
 
 
 というわけで、まずは1。
 
 22pで、「私にふさわしいのは……」と、沢近の恋心を播磨に伝えた八雲だったが、その後、「私的には進んだつもり」というのは本心だったらしい……。これは、びっくり……。
 八雲というのは、過去の「暴れかご」編で暗示されているように、ぎりぎりにならないと本性を出さない部分があるから、播磨が沢近と付き合うか、播磨が天満と付き合うか、播磨が誰かとキスしているのを見るとか、そういったものすごい一撃を食らってようやく戦線に復帰する……と予測していたんだけれど……。
 普通に恋心があるらしいし、しかもなにやらいい雰囲気だ(笑)
  
 つぎに2。
 スクールランブルが「2−C」の物語である以上、盛り上がりという点ではかなり大きなものになる可能性が高い。
 さまざまな人物の関係が収束する大イベントになる可能性が高い。
 が……。
 美琴の教習と沢近の京都の桜見イベント、修学旅行編で回収されていないマックスやショーンがある以上、まだまだ終わらないと予測。(そもそも、エンターテイナー系作家は、読者の意表をつくことが得意。特に小林尽は、あえて突飛な一撃をもってくることが多い。なので、今回もその一環だと予測)
 ただ……。
 「2−C」最後のイベントである以上、ものすごく大きな価値が与えられているはず。
 なので、本当に終わる可能性もある。
 
 そして3。
 小林尽という作家は、本当に対比構造好き……。
 徹底的に沢近と八雲をライバル関係構図において遊んでいる……。
 播磨が入院した日に沢近と出会い、播磨が退院するときは八雲の見舞い。
 しかも話している内容が、両方とも未来にかかわること。(ただ……、八雲の方がダントツでいい雰囲気だ……)
 そして、痔落ちと屁落ち……。
 
 最後に4。
 アメリカ=アメリカの間、という可能性が高いんだろうけど、本当にアメリカにいって手術を……という可能性もあるかもしれない。今まではギャグにつなげてきたから、今度もギャグだろう……と思わせておいて、逆を行くというのもうまいやり方のひとつだし。
 
 しかし、今回の話のおかげで予測していたことがかなり崩れたかもしれない……。
 崩れた予測も含めて、まあ、いろいろと書く予定。