反復・対比構造の基本。

 反復・対比構造の基本は三つ。

 1.反復
 2.対比
 3.変化

 1の反復とは、同じモチーフが繰り返されること。
 2の対比とは、同じ軸に対して、別のモチーフが書き分けられている状態。
 3の変化とは、今まで反復していたもの、今まで対比していたものが、それまでの法則とは違った状態になること。


 これをイメージしやすく(?)記号で表すと……。

 反復のイメージは、「Y=aX」(aとXは1以上)の方程式。
 同じ線の上にある以上反復していると認められる。(多少の幅はあるけれど……)
 
 例)Aというキャラが、Bというキャラに出会ったとき、いつもニコニコ笑っている。
   これは簡単な反復(パターン)。
 
 
 対比のイメージは、「Y=aX」と「Y=aX+b」の二本の線。
 何かを軸とする二つ以上のものが、それぞれに価値をもち存在している状態。
 
 例)Aというキャラが、Bというキャラに出会ったとき、いつもニコニコ笑っている。
   Aというキャラが、Cというキャラに出会ったとき、いつもビクビクしている。
   これは、Aというキャラを軸にした、BとCのキャラの対比。
   ちなみに、このような形で対比されているキャラの場合、他のさまざまな現象で対比されている場合が多い。
 
 なお、対比には、二つの流れがある。
 
 1.正比例(片方がプラスになれば、もう片方もプラス)
 2.反比例(座標でいえば、0を軸にして片方はプラス、片方はマイナス)
 
 つまり、片方にいいことが起これば、片方にいいことが起こるのが正比例。
 片方にいいことが起これば、片方に悪いことが起こるのが反比例。
 
 正比例、反比例、どちらが来るかはわからない……。
 もしかしたら、ある程度の法則はあるかもしれない……。
  
 
 
 変化のイメージは、今までの反復、対比の法則が通用しない状態。
 
 例)Aというキャラが、Bというキャラに出会ったとき、いつもニコニコ笑っている。
   なのに、今日はなぜかビクビクしている。

 
 今日はこのあたりで……。