例の22p

 「22pつかって、リセットかよ!」とあらゆるところで言われた例の22p。
 
 私が最初にマガジンで読んだときの第一印象は……、「ああ、これは、最終的には沢近エンドにもなりうるのかな?」だった。(この予想はあくまで、読んだときの第一印象。なお……、スクランをちゃんと読み始めたのが2007年3月14日という日記が残っているから、そのすぐ後にいきなり22pを読んだことになる……。スクランに出会ったのは、金田一少年の事件簿のためにマガジンをぱらぱらとめくっているときに、八雲が沢近を殴ったシーンと、天満が校庭に雪のごめんなさいを書くシーンに出会った。あの二連続で、この作者は読む価値がある、と思ったのが最初。で、1から15までなんとか集めて読んだのが3月14日……。……ホワイトデー……? なにしてんだ……(笑))
 
 物語構成的に言えば、あれだけのコスト(22p)をかけて播磨に強烈な一撃を与えたということは、播磨の中での沢近の影響力がものすごい大きくなっている、ということを書きたかったのだろうし、これだけ影響力のあるヒロインにあれだけのことを言わせるのだから、その責任はとらせるのだろう……と。
 
 そういう感じで、沢近エンドを考えたのだけど……。
 
 まあ、世間で言われているように、「リセット」なんかではないのは確かだ。
 「リセット」だと思っている人は、多分、深くは読んでいないのだと思う。(うはは、あおりだ(笑))
 
 現在、私なりの対比反復構造分析をすると、あの22pはリセットではなく、沢近と八雲が大きく前に進むためのすばらしい一歩だと説明することができる。
 というか、最大の意味は、「作者による沢近の救済」。
 それが、あの22p。
 
 
 何でそうなるのかを、しっかり解説しようと思ったけれど……。
 やっぱり、簡単にはまとまらない。(私がネットにさわれる時間はかぎられてたりする……。このはてな日記にあたえられた時間は、一日10分から20分……。しかも、サボる日も多いだろうし)
 
 また次の機会にでも……。
 
 追記。
 対比反復構造分析をするとー、などとぬけぬけと書いているけれど、あらためて考えてみると、対比反復構造というよりも、「構成ヲタに関してのプロファイリング」を軸に予測していることに気づいた……。
 つまり、作者が「構成ヲタ」ならば、このことは考えているだろうし、ここはこういう意味だろう、という推測のもとでの予測ならびに解釈、ということ……。
 
 対比反復構造もしっかりと分析に使うけれど、私がこの日記で書こうとしていることは、「構成ヲタの資質分析からの予測」に近いかもしれない。
 まあ、でも、それで良いや。